著作権マニア

音楽著作権って難しい?
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コンテンツ流通促進シンポジウムに行ってきました
先日、文化庁主催のシンポジウムに行ってきました。
タイトルは、
「日本映画界は、ハリウッド映画並みの大作をつくれるのか?」

最近の文化庁らしく、著作物の流通促進をメインテーマとしていて、具体的な内容は、外部資金の活用(映画ファンド)とそのコンテンツ評価についての報告だったんですが、このタイトルには驚きを通り越して絶句です。
日本人の趣味趣向についてではなく、業界のシステムがそれを許容できるかどうかについて論じるのはわかるんですけど、このタイトルはねぇ。
反語的につけたとしたら、お役所もなかなかニクイことするな。
定員700ぐらいの大ホールに半分ぐらいの集客でしたが、それなりな方々は出席されていたようです。
参加した雑感ですが、ちょっと前のエントリーにも書いたことなんですけど、

流通屋が権利を持つとロクなことがない

を改めて感じました。
映画の場合、最近の製作手段として「製作委員会方式」がとられますが、参加企業は映画を流通させる側の企業(配給・放送局・ビデオ製作・代理店等)であり、それが目指すものは、各自の分野での利益です。
もちろん、各種流通に乗っけるためには、権利一元化が欠かせないわけですが、この場合、権利者=流通屋になってしまい、映画コンテンツ自体の利益最大化は二の次になってしまうわけです。

これは、資金調達が「製作委員会」から「映画ファンド」に代わったとしても、さほど変化はないんじゃないかと思ってます。
ファンドになることは、いわゆるプロではないところから資金が入ってくるようになるということです。投資者の希望は、映画コンテンツ自体の利益最大化なので、それがないがしろにされることはないことはメリットですが、逆に投資の基準となるコンテンツ評価やリターンに対する情報開示とその透明性等面倒くさいことが必要になってくるわけです。すると、投資を募るファンドがますます権利の一元化を製作側に要求するはずです。ファンドが権利ホルダーになることは、非常に煩雑になり回避されるでしょうから(形は違うが広告業界を見れば明らか)、結局どこか企業が権利を集約しなくてはならないわけです。これじゃあ、今までと一緒でしょ、と。

じゃあ、結局どうすればいいのよと。
それは、権利集約場所が他の利害関係から一線を画していれば良いわけですから、単純に権利処理だけをする会社があればいいわけです。一時的に形式的に個々の権利が集約されるわけですが、この会社の利益は、あくまでも手数料収入になるのみなので、コンテンツ自体の利益には全く関係ないわけです。いわば半官半民的な業務になります。音楽著作権でいえばJASRACみたいなものかな。(とはいってもあまりにJASRAC的だと、それはそれで別の問題が出てきますが、それはまた別稿に)

まあ、これは夢物語でしかなく、民間でこれをやるとコンテンツホルダーの支配が及ぶことはまず間違いないですが。。。

今回はこれくらいで。
今後も著作権関係の内容続けていきます。
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