著作権マニア

音楽著作権って難しい?
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レーベルと事務所と出版者と
 私はかつて仕事をしていたところで、インディーレーベルの契約業務などを担当していたわけですが、そこでの雑感を昨日のエントリーに絡ませていくつか。。。
 インディーレーベルって、大体アーティストありきで制作が始まるパターンがほとんどです。レーベルマスターがアーティスト見つけてきて制作したり、作品を発表したいアーティストがスタッフを見つけてきて制作したり。。つまり、始まる当初は、アーティストもレーベルも裸一貫ってことが多いです。
 そうなると、レーベルが、そのアーティストの事務所と作品の音楽出版者を兼任しなくてはならなくなり、作品製作に必要な役割をすべて担うことになります。
 まあそれは、小規模だからしょうがないことですが、これを普通の音楽制作のお金の流れに当てはめてみると、ちょっと腑に落ちない点が出てくるんです。

 レーベルはCDを複製するのに著作権使用料を払わなくてはなりません。そのお金は、JASRACを経由し、手数料を引かれて代表出版者に分配されます。インディーの場合、上記のようにレーベル(使用料支払者)と代表出版者(使用料受取者)が同じことが多いので、自分たちのお金がJASRACを経由して自分の財布にかえってくることになります。つまり、お金が一回転しただけなのに、JASRAC手数料を払っていることになります。もちろん、他の使用料(放送やレンタルなど自らの複製以外の使用料)の分配もありますが、インディーの場合、その他の分配は皆無に等しいわけです。
 これって零細であるインディーレーベルには結構な痛手です。もちろん返ってくるお金とはいえ、CD3000円として5000枚プレスするとレーベルが支払う著作権使用料は90万円にもなります。しかも、分配として自分の財布に返ってくるのは、発売から大体6ヵ月後。これじゃ、インディーが作品を量産するのは難しくなってしまいます。
 
 CMでの著作権留保が出来るなら、著作権使用料の支払者と受取者が同じ場合も留保してくれよ、と思っちゃうわけです。そうすれば、インディーレーベルの運営は間違いなく楽になり、その分より販売促進や宣伝にお金をかけられるし、埋もれていた才能が浮かんでくるかもしれない。

 まあ現実問題として、本当にそうなったら名義貸しなんかを使って絶対悪用する奴が出てくるんだろうけども。。。

 <追記>
 今、JASRACの信託契約約款を見たら、いつのまにか委託者(音楽出版者を除く)の自己使用が認められるようになってた。。でも完全に個人のみだもんな。早まって音楽出版社を立ち上げちゃったインディーは対象外なのね。。。
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