著作権マニア

音楽著作権って難しい?
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著作隣接権と作品のマルチユース
 ITmedia +D Lifestyleの記事「近そうで遠い『著作権問題の解決』」を読んだので一言。
 映像作品の二次利用や再送信等の「マルチユース」を阻んでいる著作権問題についてですが、権利者側(実演家が主ですよね?)が痛いことは全くなくて、何もせずに使用料が転がり込んでくるのに、何故納得しないのか不思議でたまりません。
 benli氏ではないですが、実演家の著作隣接権も、許諾権ではなく報酬請求権にして、強制許諾制度を作っちゃえば良いんじゃない?と思っちゃいます。
 音楽制作の現場では、一応法文上、作詞作曲家に許諾権が与えられていますが、実質JASRACに管理委託した時点で、強制許諾制度に組み込まれ、報酬請求権に成り下がります(そのせいで"Pe'z"の"大地讃頌"みたいな事件が起こるんだけど)。経団連などのメーカー側も、その線で調整しようとしてみたいだし。
 そうでもしないと、過去映像作品のマルチユースなんて実質上不可能だし、今後の映像作品に関してもタレント出演料高騰という別の波をおこすことにもなりかねません。また、せっかくのビデオiPodも、iTMS-Jスタート時と同様に、日本じゃコンテンツが準備できない状況で販売しなくちゃいけないことになっちゃいます(どうします?Appleさん!!)。

 僕の稚拙な頭で予想してみると、権利者団体が頑なに拒絶している本当の理由は、実演家の過去の仕事に対する「後ろめたさ」なのではないかと思ってます。
 多くの実演家は売れないうちは、来る仕事を拒まずやるものですが、売れた後に過去の仕事に対してよっぽど自信がないのか、経歴から抹消したがります。その抹消した過去が再び世の中に流布されることが耐えられないんじゃないかと疑ってます。
 しかも、力のある事務所ほどオカネに困ってないので、映像作品の再利用による微々たる収入よりも、タレントのイメージや名誉を優先するだろうから、よっぽど高い料率じゃないと納得しないんだろうなぁ。

 こりゃ大変だ。。ホントにアナログ停波しちゃって大丈夫なの?
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Comment
≪この記事へのコメント≫
この件ですが
映像作品の再利用に関しては、実演家は報酬請求権を持ってないと思いました。著作権法を見ても、レコードの二次利用に関しては、実演家が報酬請求権を持っていることになっていますが、映像に関しては記載がありませんよね。

何が問題になっているのかよく分からないですね。
2005/10/25(火) 00:46:57 | URL | しま #aghQ/S3w[ 編集]
実演家の著作隣接権について
 いや、実演家は、著作隣接権として「録音・録画権」(91条)「放送権」(92条)「送信可能化権」(92条の2)等々、いろいろな許諾権を持っています。
 確かにワンチャンス主義(各条2項)をとっていますが、放送権の許諾しかとっていない実演をDVD作品などにする場合は、新たに権利行使でき(出演交渉時の契約にもよりますが)、許諾しなかったり、別のギャラを請求したりできるわけです。
 これを各タレントごとにクリアするのには、途方もない時間や労力やお金が必要になるはずです。
2005/10/25(火) 15:35:42 | URL | oh_ben_toh #pQpZY72.[ 編集]
分かりやすいの見つけた
 書き終わってから、分かりやすいコラムを見つけました。ご覧あれ。
 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20051021/223242/
2005/10/25(火) 15:43:13 | URL | oh_ben_toh #pQpZY72.[ 編集]
録画の承諾を
実演家が様々な許諾権を持っているのは知っています。

ただ、あらかじめ録画の了解を得て、番組を作るのならば問題はないわけですよね。疑問なのは、なぜあらかじめ録画の許諾を得た上で番組を製作しないのかという事です。

番組の二次利用を妨げているのは、著作権法でも、権利者でもなく、「二次利用を前提とした番組作り」を行わない、放送局側の姿勢そのものだと思いますが。
2005/10/25(火) 21:28:47 | URL | しま #AcMhDJQE[ 編集]
音事協ですが
経団連のリリースを観ると、CPRAとは合意が成立している事になっています
http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2005/017.pdf

音事協はCPRAの会員ですよね
http://www.cpra.jp/web/what/membership/membership.html

誤解しているのかも知れませんが、音事協と経団連との合意が成立していないと言うのが、いささか腑に落ちません。
2005/10/25(火) 21:43:09 | URL | しま #AcMhDJQE[ 編集]
確かに。問題なのは、、
 おっしゃる通り、制作者側の姿勢も褒めたものではありません。出演契約すら交わさずにオファーを出すことが多いですし。。要するに、今までの映像制作(特にTV)があまりにも行き当たりばったりで、それが業界標準であったことの責任はお互い様でしょ、と。その上での二次利用を考えたときに、そこまで頑なに拒否しなくても良いんじゃない?と思うわけです。
 また、形では暫定料率が決められましたが、その実効性には未だ疑問符が付けられます。結局、実演家側のご機嫌を伺う形になってしまうでしょう。まあ、自業自得と言われればそれまでですが。。

 とにかく、音楽業界も同じように「ギョーカイのジョーシキ」が時代の流れについていけていないのが明白で、その意識改革からしなければならないのなら、こりゃ大変でしょうなぁ、と危惧するわけです。
2005/10/26(水) 09:03:51 | URL | oh_ben_toh #pQpZY72.[ 編集]
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