著作権マニア

音楽著作権って難しい?
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ネット専業レーベルをメジャーがやることについて
 Warner傘下でネット専業レーベルが操業したらしい(CNET)。そのレーベルの理念と経営方針を読んでみて、ちょっと「ムム!」を思ったことがありました。
 cordless recordingsは、3曲分の制作費を負担して、さらに原盤の所有権と著作隣接権はアーティストに帰属し、契約期間(21ヶ月)のみcordlessが独占ライセンスすることを謳っています。
 これって、コンテンツ産業の基本を逸脱してるよなぁと思います。やっぱり、コンテンツ制作にかかる費用を負担した人間がそのコンテンツのコントロール権を得なければ、制作に対するインセンティブはなくなるし、コンテンツの利益最大化は図れないんじゃないかと。(参考:「エンタテインメント契約法」内藤篤著)
 結局、「頑張ってプロモートしたけど、ロクに売れなかったし、契約満了だから権利全部持っていって良いよ。さよなら!」って言うオチがほとんどになるんじゃないの?。また、逆にアーティスト側から「有名になったから、メジャーの契約金ほしさに移籍します!でも原盤は持っていって良いんだよね?」って言われたらcordless recordingsの立場ないしねぇ。
 やっぱり、発想が流通屋のものなんだよね。これって。

 かつて、rough tradeがワンショット契約のせいで、"金の卵"をみんなメジャーにかっさわれた教訓はそこには生かされていないんじゃないかと。。。そこそこのインディーレーベルと同じで、メジャー予備軍orユースチームってことなんじゃないのかなぁ。

 私、日頃から、権利はアーティストの近くにあった方が良いと力説しているわけですが、あくまでも「近く」にあるべきであって、必ずしもアーティスト本人にあるべきであるとは思ってません。なぜなら、素晴らしい作品を生み出す"才能"とその利益最大化を図る"ビジネスセンス"は相容れないものだからです。両方を併せ持ったアーティストなんて、ごく一握りしかいないでしょ。従って、私の主張は、"アーティストと一心同体のプロの音楽制作者(事務所)"の存在が前提になっているわけです。そのブレーンがアーティストの権利を自らに集中させることができたら、クリエイティブな面でもビジネスの面でも、優良な環境ができるのではないかと思っているわけです。
 cordless recordingsの契約相手はほとんどがアーティスト本人になることも考えられるわけですから、なにがしの事務所的ビジネス用の受け皿も用意しておいてあげることが、"よい音楽を作り出そうとしているビジネスマン"のやることではないかな?。
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