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著作権マニア

音楽著作権って難しい?
暇人#9さんへのご返答
 わざわざ、暇人#9さんが私の発言に対するリアクションをご自身のblogでエントリーしていただきました。ありがとうございます。
 さて、それを踏まえての発言をしたいと思います。
 私の発言を改めて読み直してみると、私は、「そもそも著作権の保護期間なんて必要なのか?」というところの議論をしている気がしました。それは、著作権法の根本の意味を忘れてしまっているのかもしれません。(話は変わりますが、JASRACのシンポジウムで著作権法の本質について議論されていましたね)

 で、今回の議論は、現状死後50年である保護期間を70年に延ばすのは妥当か妥当でないか、ということですから、そういう意味で私の立場は「反対」なのかもしれません。なぜなら、その違いがどれだけの差を生むのかがいまいちわからないからです。


 さて、話は戻って、著作者の著作物の運命を一存で決められるシステムというのは、それなりに妥当なんじゃないかと思ってます。

 自分の著作物の経済性を、孫、曾孫、玄孫の代まであげたい、という著作者の意思は、不動産を考えれば、ありえる話です。
 それを、著作物だということで、経済性を奪い取っちゃうのはどうかと思うわけです。(これもシンポジウムで三田さんが発言されていましたね)

 まあ、著作物というのは、不動産ではないですから、あくまで公共財であるというスタンスもわからないでもありません。
 でも、作り出した人間がそのものの一生を決められることに、その享受者は何もいえないと思うのです。
 もし、著作者が、この著作物の経済性は孫の孫まで担保しろ!と言えば、そうしてあげるのがいいんじゃないのかなぁと思ってしまうわけです。もちろんその逆もありで、例えば、この財産は息子に相続させたくない、といえばそうしてあげるのもありだと思います。

 まあ、その限界が50年なのか70年なのかは、何かしらのデータを突き合せないとわかりませんけど。。
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 ちと遅レスになってしまいましたが── http://ohbentoh.blog
2006/12/07(木) 19:42:56 | エンドユーザーの見た著作権
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