著作権マニア

音楽著作権って難しい?
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私的録音補償金制度について思う
明日(7/28)、文化審議会著作権分科会法制問題小委員会にて、私的録音補償金制度の見直しについて議論されます。(コチラ
これは今、とてもhotな話題で、各議員さん達もいろいろ発言されているようです。
 →コチラアチラ

以下、私見を述べます。
両者の言い分は、とても分かりやすいものだと思います。

権利者側の主張1「定率制から定額制へ」
 →コピーされる音楽の価値は変わらないはずなのに、記録媒体の値段が下がれば、補償金の金額が下がってしまうのはおかしい!
 (。。年々下がり続ける徴収補償金に何か手を打たなくては!)

権利者側の主張2「対象媒体の拡大」
 →MDや音楽用CD-Rが良くて、何故、音楽視聴専用DigitalAudioPlayerがだめなんだ?
 (。。徴収金額が下がっているのはiPodのせいだ!)

製造者側の主張「対象媒体の現状維持」
 →iPodは、音楽専用ではない!
 (。。そもそも、何で我々が実質的に補償金を支払わなくちゃならないんだ!権利処理は勝手にそっちでやってくれ!)

とまあ、権利者団体は、制度の現状維持と対象媒体の拡大を主張し、製造者&消費者は、制度の根本的改革or廃止を主張しており、それはお互い既存権益の主張でしかないわけです。。

中立な権利者&消費者として発言させて頂くと、

権利者としては、
この制度による収入は微々たるものなので、どうぞご勝手に、というのが本音です。
私的録音補償金制度の限界は、公正な分配が不可能であることだと思います。
実際の分配は、JASRACの悪しき"ブランケット方式"のような方式を採用されているので、金持ちの権利者にお金が集まる方式になってます。
私みたいな力の弱い権利者にはほとんど分け前が回って来ません。
ましてや、その徴収金額の20%を「著作権保護事業や著作物創作の促進」に使われちゃたまったモンじゃありません。
だいたい、この制度の不備を訳の分からない慈善活動でごまかしたこと自体が、立法時の間違いだと思います。
よって、こんな制度はぶっ壊れた方がいいけど、実際に公正なシステムって可能なのかなぁ?って思います。

消費者としては、
どこかの調査にもあったけど、自分が補償金払ってる意識って全くないです。
制度を知ってることは知ってるけど、感覚として。。。
ましてやiPodに新たに課金されたとしても、消費者には「iPodが値上がりした」としか映らないと思います。
よって、こんな制度ぶっ壊れた方がいいけど、実際に公正なシステムって可能なのかなぁ?って思います(パート2)。

そうなんです。末端の権利者&消費者としては、制度は廃止した方がいいけど、それに代わるシステムがない以上、現状維持でいいんじゃないの?って思います。

実際に私的録音は法的に認められた複製なのに、そこに異論を挟もうとした権利者団体に立法側が負けたことが、そもそもの問題の根本ではないでしょうか?
しかし、それがすでに私的録音補償金制度として法律に明文化されてしまった以上、当分はぶっ壊すことが難しいでしょう。
よって、委員会が何と言おうと、制度は現状維持。
新しい課金もなければ、制度の廃止もナシ。
これからは、それに代わるシステムの立案に時間を割くべきだと思います。
折しも、現在の音楽利用態様は、過渡期にあり、CDやMD等の既存媒体から、音楽配信を中心とした媒体にとらわれないカタチに移行している途中です。今が制度改革のチャンスだと思います。
今のうちに、音楽の"デジタルな消費"に対応した制度を作り上げる方が先決なのではないでしょうか?
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